銘菓高坂弾正もなかきつつき抄
故・高坂睦年先生のこと
高坂睦年先生
きつつき抄を執筆された、故・高坂睦年先生は丸山高坂家(屋号/御前)出身で、岡山大学医学部精神神経科にて長年に渡り奉職されました。患った人々の苦しみを如何にして軽減する事が出来るか、また、その為の脳代謝研究施設の起ち上げに大学の代表として尽力されました。また患者の方々の苦しみを同じく共有出来る多くの学者、医者を世に送り出し、大学定年後には医療技術はもとより患者の方々の精神的支えとなる為、自身の身を惜しまず精力的に行動されました。

平成7年、病に倒れられ平成8年10月遠く帰らぬ人となりました。先生の死を知った多くの人々から悲しみと感謝の言葉が寄せられました。世の中の誠を尽くした一生でありました。

法名・貫誠院釈和遊


ありし日の先生のお言葉より(研究室にて)
自身のオリジナルを大切にしなさい。
功績は大事なれども、間違っても他者の研究を勝手に模倣してはならない。
一生懸命努力を重ねれば、何時か誰かが必ずや認めてくれるであろう。
それは学問の限りではない。
先生後年の願い
昌信に尊敬の念を抱き、その生涯をたずねていらっしゃいました。そして先生は夢を持ちました。いつの日か、この丸山の地に資料館を建て、昌信やその血縁の人々がたどった道を多くの人々に知ってもらいたいと。

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